脳科学:ビタミン、ミネラルは酵素を助ける

脳科学:ビタミン、ミネラルは酵素を助ける

食事から摂取したたんぱく質をアミノ酸に分解し、それを再構成して脳の神経細胞をつくり、アミノ酸を神経伝達物質に変え、ブドウ糖を酸化してエネルギーに換えます。
どれも生体触媒の酵素によって押し進められる化学反応です。

 

神経細胞には約2200種類の酵素があり、それぞれの担当する化学反応を実行します。
そのうち600種類以上が、ビタミンやミネラルの助けを借りています。
このように、酵素のはたらきを助けるビタミンやミネラルのことを補因子と言います。

 

例えば、神経伝達物質ノルアドレナリンは、酵素によってチロシンからドーパ、ドーパミンを経由してつくられます。
このとき、チロシンをドーパに変える酵素の補因子となっているのが、ビタミンC、葉酸、マグネシウム、マンガン、鉄、銅です。
ドーパのドーパミンへの変換には、ビタミンB6と亜鉛が要求されます。
そして、ドーパミンのノルアドレナリンへの変換には、ビタミンCが欠かせません。

 

たんぱく質をアミノ酸に分解したり、神経細胞に再構成するには、ビタミンC、B6、B12、葉酸、ナイアシンが必要です。
ブドウ糖を酸化してエネルギーに換えるには、ナイアシン、B2、B12、葉酸、パントテン酸が欠かせません。

 

1日にどれだけのビタミンやミネラルを摂ればいいのかは、1日の栄養所要量を参考にしましょう。
もともと1日栄養所要量は、健常者が病気にならないために設定されたものです。

 

また、薬を服用すれば、栄養素の吸収と排泄のスピードが変わってくるので、特定の栄養素が不足する可能性があり、注意が必要です。