×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

想像力がストレスを悪化させる

想像力がストレスを悪化させる

ストレスが心身に悪影響を及ぼす理由のひとつに、人間の脳に備わった想像力があります。

 

進化によって異常に発達した大脳を持つ人間は、他の動物が持たない優れた記憶力や現実から飛躍する想像力を備えるようになりました。
哲学者サルトルは、想像力とは存在しないものを思考する能力と定義しました。

 

想像力こそが、芸術や宗教、科学やテクノロジーを発達させた原動力です。
皮肉なことに、この想像力がストレスを悪化させる原因にもなっています。

 

人間は嫌なことが起こって数年が過ぎても、ストレスを引き起こした出来事を、心の中にトラウマとして鮮明に覚えています。
脳に記憶されたトラウマという嫌なイメージは、似たような状況になったときだけでなく、突然、脈絡もなく思い出されることがあります。
この極端な例が、戦争体験、収容所体験、犯罪被害者などでみられるPTSDです。

 

PTSDとまでいかなくても、嫌なイメージが思い出されると、脳と身体は嫌な出来事がまるで今本当に起こっているかのごとく反応し、不安で胸がいっぱいになります。

 

嫌な体験を思い出すたびに、不安が繰り返されます。
このように人間の抱える問題というのは、実は脳内にあります。
脳が発達したがゆえに、たとえその問題が現実に存在しなくても、問題が未来に発生すると想像するだけで、ストレスを発生させてしまいます。

 

不安は必ずしも悪いものではありません。
仕事や勉強のためのやる気を生み出す原動力にもなります。
しかし、これがあまりに長く続けば、健康が損なわれるので注意が必要です。